時計の針を巻き戻せるなら、、、、

北野です、0H2A1229

今、香川県にいます。

それで、、、、、

滅多に書かないのですが、
今日はちょっとプライベートな話を
書きます。

興味のない方はスルーしてください。

 

私には、息子がいる。
丁度、20歳だ。

実は、大学受験に失敗して、
2浪中だったのだが、
何とか今年は1校合格。

 

親としては、ほっ、、、としている
ところ。

 

で、この息子との折り合いが
どうも悪い……。

仲が悪い、ということではなく、
とにかく、会話がない…。

 

まぁ、この年代だと、多かれ少なかれ
そんな状況にある人も多いと思う。

 

とにかく、会話が少ない、、、、
話すことがあまり、ない。

 

彼は、母親の方とは話すのだが、
私とはホント、会話がない。

で、、、、、私は子育てはほとんど
タッチしておらず、妻に任せっきり。

 

30歳でコピーライターとして独立。
コピーライターという仕事は
やり甲斐もあり、楽しかった。

 

はっきり言って“稼げた”と思う。

 

ただ、典型的な「時間の切り売り型」
の仕事であり、ほとんど休みはなかった。

 

基本的には広告代理店からの
下請けの仕事だった。

 

仕事を断るのが怖かったため
(断ると、その後、仕事が来なくなる
んじゃないか?という恐怖)、
ほぼ100%、仕事は受けた。

そんな訳だから、コピーライター時代は
極端に休みが少なかった。

 

そのコピーライター業が42歳の頃、
上手く行かなくなり、今のコーチ・
コンサルビジネスにシフトをした。

 

それからは、今度は、新しいコーチ・
コンサルビジネスを軌道に乗せる
ために必死に働いた。

 

私は、息子の運動会というものに
2度しか参加していない。

幼稚園の時に1回、小学校の頃に1回。
それだけだ。

土日も仕事が当たり前だったので、
そんな状態だった。

しかも、一緒に弁当を食べる、なんて
ことはなく、チラリ観るだけ。

忙しかったことに後悔はしていない。

 

が、子供のとの時間が持てなかった
ことは凄く後悔している。

 

一緒に遊んだり、どこかに行ったり、
色々な習い事をさせたり、、、、

そんな記憶や体験が欠落しているのだ。

 

そんなわけで、彼とは会話が本当に
少ない。

「父さんは、俺のことを好きではない。
認めてない。」

そんなことを母親に、ポロリと
口にした、と聞いた時は、かなり
ショックを受けた。

 

ただ、、、、

だからと言って何をするわけではなく、
そんな関係が続いていた。

私は、起業家、自分でビジネスを
やる人は、基本的には「休みはないもの」
と思っている。

 

例え、休みであっても、仕事のことを
考えてしまうし、はっきり言って
気の休まる時はない。

 

そんなものだ、と言い聞かせている。
後悔はしていないし、失敗しても、
諦めない限り、それは「失敗」ではなく
「過程」であり、挽回できる。
それが起業家のマインドセットだ。

 

そんな風に生きてきた。

 

ただ、、、、、

家族との時間、特に、子供との時間は
取り戻すことはできない。

 

もし、これを読んでいるあなたが、
私と同じような立場にあるようなら、
ちょっと仕事を休み、休止してでも
子供との時間を増やすべきだ。

 

もちろん、従業員がいて、
「彼らを食わさねば!」という状況の
経営者は多いし、本当に余裕が
ない人もいると思う。

 

でも、それだと、必ず後悔する。
私は今までの人生、
ほとんど後悔はしていない。

 

もちろん、「あの時、あれをやって
いれば…」と頭をよぎることも
あるが、

 

「今、出来ることに全力を」という
スタンスで生きてきた。
ただ、、、、「子供のとの関係」
だけは別だ。

 

時計の針を巻き戻せるのなら、
それは何とかしたい。
是非、あなたは、私のような後悔は
ないようにしてもらいたい、

そんな風に思う。

 

なんか、いつもと全く違う内容で
「なんでこんなこと
書いているんだろう…」と自分でも
思うのだが、今日は、そんな気分、
ということで…。

 

では、また。

 

北野哲正
(香川県高松市の自社オフィスにて)

【編集後記】

「後悔」がテーマの、ちょっと暗い
メールになってしまったが、
ちょっといいこともあった。

 

一昨日、息子と食事をしていたら、

「夏休み、ちょっと時間が出来たら、
父さんの会社を見せてもらっていいか?」

という話になった。

 

「えっ?」と思ったのだが、

なんと、

「将来的には起業したい。
自分の力で稼げるようになりたい。」

という……。

 

「ほっーーーっ、
そんなことを考えていたんだ!」

 

これにはかなり嬉しくなった。

 

「仕事」とか「起業」に興味を
持つようになった、、、、、

2浪の最中に色々と考えることが
あったのか、、、、、

「起業」とか「ビジネス」をテーマに
息子と会話をすることができれば、、、

ちょっと「後悔」が薄まるかも
しれない。

 

まだまだ、やり直せるかも、、、、。

そんな風に思った1日だった。

3件のコメント

  • 宮さん

    北野さん、こんにちは、一生懸命に働くお父さんは
    ステキです。
    奥さんから お子さんの話を聴くことがあるのなら
    大丈夫かなぁと思いました。
    奥さんを 大事にしていたら、子供もも大丈夫です。

  • きさき

    息子さんはお父さんが大好きだと思います。
    一生懸命働く姿を家族を守るその想いを息子さんは感じているとおもいます。

  • Shino

    子供は割と悲観的と言うか淋しがり屋さんで、本能的に愛情を求めますよね。ふと気になった時に奥様にお電話でお話しするだけでも、お2人に愛情が伝わって、離れていても末永く家族円満で居られると思います♬

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